東洋医学的人体論「心と腎」

東洋医学的人体論「心と腎」

体温の調節

①心は陽に属し、火の性質を持ち、上焦にある
②腎は陰に属し、水の性質を持ち、下焦にある

心火は下降して腎に至り、腎陽を助け、腎水が冷えすぎないように温めています。また腎水は上がって心に至り、心陽を滋養し、心陽が亢進しすぎないように冷やす役目があります。

正常な両者の関係を「心腎相交」と呼びます。また反対に異常が生じ、上熱下寒の症状が現れてくると「心腎不交」と呼びます。